タロットを学び始めたとき、「意味を覚えられない」「自信を持ってリーディングできない」と感じる方は多いです。
実は、タロットが上達する一番の近道は、特別な才能や記憶力ではなく、毎日の小さな練習を続けることにあります。
タロットカードとの時間を積み重ねることで自然と解釈の幅が広がり、自分らしいリーディングができるようになるのです。
この記事では、初心者の方でも気軽に取り入れられる練習法をご紹介します。
タロット占い|上達のための基本の考え方

タロットを勉強していると、まず「78枚の意味を全部覚えなくちゃ」と思ってしまいがちです。
ですが、大切なのは「暗記」ではなく、カードと対話すること。
カードの意味を丸暗記するのではなく、自分の言葉で表現できるようにしていくと、自然にリーディング力が身につきます。
カードを引いたとき、以下の質問をメモに書いておき声に出してみると良いでしょう。
- カードの全体の色からどんなイメージを持った?
- どんなシンボルが描かれていて、どんな感想を持った?
- カードの絵柄から気になる人やシンボル、色はある?
カードの意味は分からなくても、すでにあるカードからの情報を自分の感覚を引き出していきます。
最初は時間がかかっても大丈夫。できれば、メモや動画で撮影しておくのも良いでしょう。

タロット占いの練習として、私は最初はメモで書き残して、後ほど見返していました。
その後、言葉にする練習として、Instagramのライブや、動画を撮影してYouTubeに投稿してました。
タロット占い|おすすめ練習方法

1. 1日1枚引き(ワンオラクル)

朝や寝る前に1枚カードを引いて「今日のテーマ」として解釈してみましょう。
結果はノートや日記に残すのがおすすめです。
後から振り返ると、解釈と現実のリンクに気づけて学びが深まります。

最初は1枚引きから慣れていきましょう♪
全体の色、どんな雰囲気かなど、意味が分からなくてもOKなので思った通りに書き出してみてください。
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2. スリーカードで状況整理

「過去・現在・未来」を並べて、物事の流れを読む練習です。
質問を設定しなくても、日常の出来事を題材にするだけで効果的。
シンプルだからこそ、カードの流れをつかむ力が身につきます。
▶1枚引きに慣れてきた方は、3枚引きにチャレンジしてみましょう。
3. リーディング日記をつける

引いたカードと、自分の解釈を記録していきましょう。
「こう読んだらこうなった」という蓄積が、やがて大きな財産になります。
後から読み返すと、自分の成長も実感できますよ。
📝カードを見つめてみて、ふと出てきた言葉なども書き出してみると良いですよ。
4. 仲間や友人と練習する

人を占うと、ひとりでカードを見るときとは全く違う気づきがあります。
「相手に伝わる言葉を選ぶ」経験は、占い師としての実践力につながります。
もし可能なら、オンラインや勉強会で仲間と練習してみましょう。

誰かに自分の言葉で解釈した内容を聞いてもらうのは、意外に大事です。
少し先を行く先輩と練習するのはおすすめです。
どう解釈すればよいのか、どういう風にイメージして言葉にすればよいのか、一人で解決できない時は、仲間や少し先を行く先輩の力を借りるのもいい解決策です。
今はオンラインでタロット占い師仲間を見つけることも可能です。学ぶことに特化しているオンラインだと、仲間も先輩たちも見つけやすいです。
私自身が参加した事のあるストリートアカデミーで開催されているタロット練習会は、安心して参加できました。
▶オンラインで勉強会に参加してみる
独学に限界を感じたら?タロット練習会に参加してみたレポート
タロット占いの上達を加速させる工夫

- 声に出して読む
自分の言葉で解釈を口にすると、表現力が磨かれます。
声に出すことで、カードの絵柄から連想しやすくなったり、解釈の幅が広がります。 - 過去の記録を見返す
質問に対する回答ができているか、違った角度で解釈していないかなど、検証することで精度が上がります。 - 体系的に学ぶ
独学だけでなく、信頼できる教材や講座も取り入れると、知識の抜け漏れを補えます
私の体験談

私がタロット占いを学び始めたころ、最初は朝落ち着いた時間に本日のメッセージとして、1枚引きをしていました。
最初は出たカードの意味も覚えていないし、大アルカナの名前も数字もローマ数字で分かりませんでした。
なので、片手に参考書はもちろん、ノートを広げて以下のことを書いていました。
- 日付
- 占う内容
- カードの名前、数字
- 正逆位置 (例:ペンタクルの7=正位置、0愚者=逆位置)など
- カードを数枚引くときは引いたカードの位置を描く

占うたびに、ノートに書き留めておくことで、少し時間がたったころに見直すと、こういうことをカードは言いたかったのかもしれないな、と振り返りになります。
その体験は、誰かを占うときに解釈の幅が広がり、色んな方面から読みとけるようになっていきます。こうかもしれない、ああかもしれない、―――間違いが無いのが占いの魅力でもあります。
その時に感じたことや解釈内容は、正解です。
時間が経過するとともに、解釈内容も変化していくことは当たり前だと思い、少しずつ占うことへの自信をつけていきましょう。
まとめ
タロット占いの上達に必要なのは、特別な力ではなく 「毎日の積み重ね」です。
1日1枚のカードでも、続けることで確実に解釈力が深まっていきます。
正解はひとつではなく、カードから「自分なりの言葉」を引き出すことこそが上達への道。
タロットは未来を決めつけるものではなく、気づきと選択肢を与えてくれるツールです。
小さな練習を重ねながら、タロットをあなた自身の言葉で語れるようになっていきましょう。