女教皇(The High Priestess)の意味と読み解き方

タロットカードの意味
このサイトはアフィリエイト広告(楽天、Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

女教皇のカードは、タロットの中でも特に「直感」や「内なる知恵」を象徴する存在です。

静けさの中にある叡智、そして目に見えない世界とのつながりを教えてくれるこのカードは、現実を超えた深いメッセージを私たちに届けてくれます。

この記事では、女教皇のカードが持つ意味や象徴、正位置・逆位置の解釈、日常への活かし方について、丁寧に解説していきます。

「女教皇」基本の意味・キーワード

女教皇(じょこうきょう・おんなきょうこう)のモデルになったのは、エジプトの神話にでてくる、天の神と地の神の間に生まれた豊穣の女神、イシスといわれています。

愚者、魔術師の次に来るカードが女教皇。

0から1が生まれたあと、その後に必要になるのが「知恵」です。

基本的なキーワードはこちらです☟

  • 直感・インスピレーション
  • 潜在意識・無意識
  • 静けさ・内省
  • 神秘性・秘密
  • 知恵・精神性

女教皇のキーワードは、読み解きの核になります。 それぞれの言葉がどうリーディングに影響するかも把握しておきましょう。

  • 直感・インスピレーション:目に見えない感覚を信じること。論理より感覚を重視する姿勢を促します。
  • 潜在意識・無意識:顕在意識では気づいていないけれど、内側で確実に作用している心の声。夢や予感とつながる領域。
  • 静けさ・内省:感情に飲まれるのではなく、内側を観察する冷静さ。瞑想や静かな時間がカギとなります。
  • 神秘性・秘密:他者には見せない一面、または見えない領域との関係性。占いやスピリチュアルとも親和性があります。
  • 知恵・精神性:学びを内面化して深く理解すること。知識より「叡智」に近いニュアンスです。

女教皇の正位置の意味と解釈

女教皇の正位置は、キーワードである思慮深さが濃く出ています。

冷静に考える知識や知恵、能力があることを伝えています。

また、自分の内面と向き合うことを勧められている様子。

正位置のその他のキーワードはこちら☟

  • 自分の直感を信じる
  • 内なる声に耳を傾ける
  • 内面と向き合う
  • 冷静さがある
  • 分別がつく
  • 静観する
  • 理性と不安定さの二元性(2つで1つ)

鑑定で女教皇が出た場合は、直感的にいろんなことを受け取っていることが多いです。

理屈では説明できない、「女のカン」もそのひとつ。

なぜか分からないけど、直感的に理解しているもの。

その直感を信じて行動して下さい、と言われているようです。

女教皇の逆位置の意味

女教皇の逆位置は、思慮深さが濃く出すぎている様子。

女のカンを働かせすぎて疑心暗鬼になって、不安や神経質になるなど。

譲れないものがあり、わがままだと思われることも。

その他の逆位置のキーワードはこちら☟

  • 見えない影の部分
  • 感情や不安に振り回される
  • 厳しさ冷淡さ
  • 融通が利かない
  • 情緒不安定
  • 不安
  • 矛盾・葛藤

逆位置は、直感や洞察力が優れているのに、その力をポジティブな方向へ使えていない状態を表します。

カンが働きすぎて、周りにいる人の言葉や視線が気になり、神経質になっていることも。

反対に、カンが働かずに、融通が利かない、頑固になっているときもあります。

頑固になると、周りからはわがままと思われることも。

仕事での正位置の意味と解釈

仕事で占った際に女教皇が出た場合は、冷静な判断力と洞察力を持ち、効率的に進めることができることを伝えています。

また、リスク管理もできるので、仕事上での評価は上がりそう。

また、直感が冴えているのでよいアイデアが湧くことがありそうです。

アイデアを自分の中だけで完了させるのではなく、アイデアを形にするための知識や経験を身に着ける行動をすることで現実を変えていくことができそうです。

仕事での逆位置の意味と解釈

仕事上で逆位置が出た場合、完璧を目指しすぎて細かなことを気にしすぎたり、仕事仲間に対して冷たい態度を取ってしまう事がありそう。

感情に振り回されないように、どうしたら静観できるか、冷静に判断できるようになるか考えてみましょう。

自分でどうにもならない時は、周りを信頼して相談してみる、一部手伝ってもらうなど、冷静になれる方法をとりましょう。

冷静さを取り戻すことが大事です。

恋愛・人間関係での正位置の意味と解釈

恋愛で女教皇の正位置が出た場合は、全体的に真面目で落ち着いた恋愛関係になりそうな様子。

片思いの人は、少し恋愛に対して真面目すぎるところがありそう。

真面目は良い事ですが、考えすぎて動けずにいるなら、思い切って動くと状況は変わっていくかも。

カップルの方は、心が通じ合っており、お互い居心地がよさそう。

今後どうしていきたいかは、自分の内面の声を聴いて決めていきましょう。

人間関係で女教皇の正位置が出た場合は、知的な人で信頼・尊敬に値する存在な様子。

相手はあなたのことを信頼できる存在だと感じている様子ですが、あなたは相手に対して心をあまり開いていない様子。

あなたから声をかけて、相手の信頼できる部分を見つけて私もあなたを信頼していますよ、と相手に感じ取ってもらうように接すると相手に伝わります。

恋愛・人間関係での逆位置の意味と解釈

恋愛で女教皇の逆位置が出た場合、感情が不安定になりちょっとしたことで苛立ったり、不安や焦りから相手から意味もなく嫌われたと思い込んだりする様子。

相手からは、感情の起伏が激しいと神経質そう、隙がないと思われる可能性がありそう。

少し、張り詰めた糸を緩めるように気持ちを落ち着かせましょう。

相手に柔らかい印象を与えるように気持ちにゆとりを持つように工夫してみましょう。

人間関係で女教皇の逆位置が出た場合、厳しいことを指摘してくる冷淡な存在として見ている可能性があります。

仕事はできるけど、隙が無くて、アドバイスを求めると批判されそうと思っているかもしれません。

近づきにくい印象を持たれている可能性があるので、ゆっくりと相手と距離を近づける工夫をしてみましょう。

心がざわつくときには無理に相手と距離を詰める必要はなく、自分の心が落ち着けるように一人の時間を持ってみるのもよさそうです。

女教皇|リーディングのポイントとアドバイス

いろんなキーワードがあるのは分かったけど、それでも悩みに対してどのように読み解けばいいのか分からなくなりやすい大アルカナの女教皇のカード。

大アルカナは人の魂の成長を描いたカードなので、限定して読み解くことが難しいカードでもあります。

では、このカードが直接以下のような質問をしてきたら、どのように答えますか。

「あなたが今、じっくり思慮(考えたいこと)したいこと、追求したいことはありますか?」

「あなたが感じている予感(カン)はありますか?」

「あなたがもし、聞こえない声を聴ける人なら、今の問題に対して何と答えてあげますか?」

女教皇は、外の世界の喧騒から離れ、内なる声と対話することの大切さを教えてくれます。

目に見えないものを信じる力こそ、時として私たちを真の答えへ導く鍵となるのです。

まとめ

女教皇は、ゼロの状態の愚者から何かを生み出した魔術師の次に必要になる、内なる知恵を描いたカード。

悩んでいる人の中に答えがあり、その答えは冷静に内なる声を聴くことで受け取ることができると伝えてくれています。

冷静に考える力、知識や知恵があり、その力を活用し真実を見出していけるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました