「タロットカードを引くとき、あなたは何枚目のカードを引きますか?」
私は“7枚目”と決めています。
ただの個人的な理由ではなく、7という数字に理由があるからです。
今日は、その理由と、タロットにおける“数字”の奥深さについてお話しします。
数字の「7」に秘められた意味

古来より「7」という数字は、神秘や霊性と深い関わりを持ってきました。
現在でも、私たちの生活の中にもよく使われています。
7はひとつの周期・完成形を表す数
7という数字は、精神世界を探求する、究明する、内省、疑問を感じる、スピリチュアル、内省的・高尚、自立心、直感、哲学的、熟考する、気難しい、かんしゃく、独善的、などが解釈されています。
他にも数字の7はよく使われています。
- 聖書の創世記では、神が7日間で世界を創造したと言われている
- 日本でも「七福神」や「七草」など、吉数として扱われる
- 虹の色は7色
- 音階は7音
- チャクラは7つ
- 1週間は7日
小アルカナの「ペンタクルの7」は、収穫を目の前にしながら悩んでいる農夫が描かれています。
この作物をどうしようか、考え込んでいる姿は、「内省的」というキーワードが当てはまります。
大アルカナの「戦車7(VII)」は、力強く進行している様子を描いたカードです。
光のエネルギー(ポジティブなエネルギー)と闇のエネルギー(ネガティブなエネルギー)を不安定な中、コントロールしながら進んでいく。
まさに内なる力によって前進する姿を表しています。
無意識を超えて“本質”に触れるための7枚目

カードをシャッフルしたあと、1枚目を引くときの自分は、どこか「意図」や「期待」を抱いています。
「このカードが出てほしい」
「きっといい結果のカードがでるはずだ」
しかし、7枚目まで手を伸ばす行為は、こうした意識的な固定観念を取り除くための儀式のようなもの。
意図やコントロールを手放し、“無意識のさらに深い層”にアクセスするためのステップなのです。
まるで「6枚の思考のベール」をめくって、その奥にある“真実のカード”にたどり着くかのよう。
このような感覚から、「7枚目は“魂の答え”を引き出すカード」として扱う占い師も多く存在します。
実際の占いでの7枚目の使い方

実際の1枚引きタロット占いで行っている時の画像です。
この時はたまたま、「19 太陽」というカードが出ていました。
1枚引きで7枚目を引く、使い方例は下記に記します。
基本の使い方例
- カードをよくシャッフルする:時計方向にグルグルとカードを混ぜる
- 心を静かにしながら質問を思い描く:例)「今日の私に必要なメッセージを下さい」
- 上から順に6枚目まで数えて、タロットクロスの上に置き、7枚目のカードを引く
このシンプルな流れでも、十分に深い内観ができます。
特に1枚引きで使うと、カードの示すメッセージが「核心に触れてくる」と感じやすくなります。
スプレッド(展開法)によっては、7枚で構成される占い方もあります。
ヘキサグラムは、7枚引きとも言われています。
7枚目が最終結果として引くカードで、自分と何かとの関係性を占った時の、ひとつの周期の完了を表しています。
このように、7という数字は、不思議ではありますがタロット占いの場でもよく使われているのです。
実際に1枚引きで7枚目を引いてみよう

ここで実践!
あなた自身で体験してみましょう。
- カードをよくシャッフルする:時計方向にグルグルとカードを混ぜる
- 心を静かにしながら質問を思い描く:例)「今日の私に必要なメッセージを下さい」
- 上から順に6枚目まで数えて、タロットクロスの上に置き、7枚目のカードを引く
動画を見ながら実践したい方は、こちらをご覧ください。
【動画】1枚引きタロット占いを実際にやってみた
出てきたカードは、今のあなたにとって【潜在意識が最も求めていた言葉】かもしれません。
カードの意味にピンと来なくても、何を伝えてきてくれているんだろう?と探求してみてると、ふと何か頭に浮かんでくる言葉や画像が出てくるかもしれません。
「7枚目のカード」は、あなた自身が気づいていない“本当の気持ち”を優しく見せてくれる存在でもあるのです。
まとめ
数としての7は日常でもよく使われる数字であり、ひとつの周期の完了、探求を表すもの。
タロットカードで占いをする際に、7枚目から引く理由は、人生の中でひとつの小さな周期が完了し、内省しまた、ここから発展していける希望の数。
ぜひ一度、あなたも7枚目のカードを引いてみてください。
そこには「思考を超えた、魂の声」が宿っているかもしれません。